【2ch】小型カメラが網膜代わり 眼球裏に電極、脳に情報送る




1TOY_BOx@みそしるφ ★ :2010/05/02(日) 02:05:57 ID:???


目が見えない人の脳に、小型カメラで撮影した画像を送り、視力を回復させることに大阪大学の不二門尚(ふじかど・たかし)教授(感覚機能形成学)の研究グループが国内で初めて成功した。動く物の位置がわかるようになったという。 




効果と安全性を確かめ、3年以内にはつえなしで歩ける装置を作りたいという。 


研究に参加したのは、網膜色素変性症の女性(72)。15年ほど前から網膜が損傷し始め最近は明るさがぼんやりとしかわからないほどまで視力が低下した。


研究グループは、女性の左眼球の裏側に、7ミリ四方の電極チップを手術で埋め込んだ。

外の世界の様子を額につけた小型カメラで撮影。画像処理装置を通してから、耳の後ろに埋め込んだ電力・画像データ受信装置に電波で画像を送り、電極が視神経を電気刺激して脳に伝える仕組みだ。



4月27日に行われた試験では、黒い幕の前に置かれた白いはし箱を研究者が動かすと、女性はその位置を手で追うことができた。女性は「はし箱が豆粒のような白い光として見えた。 


はし箱を動かすとその光がどこに動いたかわかった。いつか、家族の顔を再び見たい」と話している。

現在の電極で、パソコンの画面いっぱいに映し出されたアルファベットが区別できるまでの視力が期待できるという。

安全性と効果を見るため、年内に網膜色素変性症の患者5人に臨床研究をする予定。



今後、さらに電極の数を増やして、より画像を鮮明にできるかどうか確かめる。不二門教授は「カメラや電源を小型化して持ち運べるようにし、つえなしで歩けるまでにしたい。 


長期的な安全性も確かめる」と話している。


網膜の異常で失明した人の根本治療は今のところない。


米国やドイツでも網膜に直接電極を接触させ画像を送る研究が進むが、今回の方法は網膜を包む膜に電極を埋めるので安全性が高いという。
今回の方法で視力を回復できる可能性があるのは、網膜色素変性症や加齢黄斑(おうはん)変性症といった、網膜の異常が原因で失明した人。全国で18万8千人いる失明者のうち、約2割にあたる。

視神経、脳の異常で失明した人には、効果が期待できない。


人工感覚の仕組み 







 http://www.asahi.com/science/update/0430/images/OSK201004300161.jpg




記事引用元 : asahi.com 2010年5月1日3時5分  http://www.asahi.com/science/update/0430/OSK201004300154.html  



http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1272733557/1





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これも再生医療、義眼と電脳化技術のカテゴリでいいのかな。


開設画像のような仕組みであれば、机上ながらもっと踏み込めそうな感じです。

1)小型カメラ…サングラス状態の形状に両眼用として3Dカメラセンサーを採用


2)バッテリー・画像処理装置…現時点でのサイズがピンとこないのですが、単純に考えてもいいのであれば、バッテリーはサングラスのフレーム部分にリチウムポリマー電池を。画像処理装置にはスマートフォンや携帯電話で採用があるQualcomm社のSnapdragon1.5GHzで画像処理、カメラセンサーの裏側に設置すればいい。但しこれだけでは充電の問題があるので皮膚に触れるフレーム部分に体温発熱・脈発電用の素材を採用。



3)電力・画像データ受信装置…こちらも同じ発電素材とBluetoothなどの通信デバイスと言いたいが、サングラス側の画像処理装置にワンモジュールとして搭載した方が、身体負担が軽いのではないだろうか。




4)電極と視神経接続…恐らく一番難易度の高いのがここだろう。電極に対してどこまで視神経を多数接続できるかで、解像度と扱える色数が変わってくるだろう。生体電子デバイスのような自己成長型回路のようなものを先日どこかで見かけたと思ったが、おそらく人の手で電極と視神経接続をするのには限度があるだろう。






最終的には、上記の全てを内包した義眼デバイスを作るのが理想だろう。


義眼表層上には、体温や血流などからエネルギーを得て発電する仕組みで、携帯電話のような小型化技術によりワンモジュールで眼球サイズに収容する。義眼として埋め込むので無線通信デバイスは本来不要だが、直接的に映像情報の入出力や出力記録が出来てもいいかもしれない。



ここまで来ると、もはや攻殻機動隊のような義体化、電脳化、義眼といった世界になってしまうが、時代が攻殻機動隊に一歩近づいたとも言える。




但し、そう考えるとやはり義眼デバイスに無線通信を搭載するのは少々避けたい。


なぜならば「眼を盗まれる」可能性を否定できないからだ。


それにしても、こうした義眼再生医療の研究は海外でも行われているが、そのうち義眼デバイスをメーカーで選ぶ時代が来るのだろうか。