【記事】Amazon.co.jpと真っ向勝負か、楽天が全国で当日配送するために拠点整備へ

大手通販サイト「Amazon.co.jp」が関東や関西圏で注文した当日に荷物が届く配送サービス「お急ぎ便」を実施していますが、なんと楽天が全国規模で当日配送サービスを展開する予定であることが明らかになりました。

楽天が全国各地に自社の物流センターを整備するというもので、これにより都市部だけでなく、地方に住むユーザーの利便性も格段にアップすることになりそうです。また、この件について楽天に電話で問い合わせてみました。

詳細は以下から。


楽天:物流拠点整備、消費者利便性へ全国で即日配送を可能に-日経 - Bloomberg.co.jp

ホットストック:楽天<4755.Q>は3日続伸でも上昇限定的、物流拠点整備の効果は読みにくいとの声 | マネーニュース | 株式市場 | Reuters

Bloombergやロイター通信社の報道によると、日本経済新聞社が本日4月30日付け朝刊で楽天が自ら物流拠点の整備に乗り出すことを報じたそうです。

これは1つの拠点あたり約数十億円を投資し、3年以内に全国5ヵ所以上に大規模な物流センターを開設するというもので、従来のサーバーだけを持ち、出店企業を束ねるという事業モデルを転換し、自社で物流インフラを整備することでユーザーの利便性を高めるというもの。

そして物流センターの整備を今年の秋から始め、年内にも当日配送サービスが開始されるとのこと。なお、この件について編集部で楽天の広報に電話で問い合わせてみたところ、「現在担当者が不在である」という回答でした。



(情報元:GIGAZINE)
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100430_rakuten_fc/




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しかも恐ろしいのは、価格.comでもかなり上位の安さで多用な製品を揃えているところにあります。

一方の楽天の既存ビジネスモデルは、記事にもある通りウェブとサーバーによる登録店舗一括検索と決済ができるところにあります。
在庫は登録店舗が負担するので、楽天側には倉庫や物流といったインフラを整備せず営業に専念すればいい効率的なビジネスモデルのハズでした。
唯一の欠点は登録店舗からの発送タイミングが結構アバウトで手元に届くには最低数日かかる、というのがネックでした。

確かに即日配達の顧客満足度の高さはAmazonに勝る企業は無いと断言していいでしょうが、楽天の登録店舗の協力を得られるのか、物流整備に投資した費用対効果を得られるのか、色々と疑問です。
もっとも、ばらつきの多い楽天の市場商品の統一化のために、登録店のための一括大量代行仕入れだとか、イーバンク銀行との決済連携を含めた、もっと踏み込んだサービスを仕掛けてくる可能性は否定しませんが、続報に期待したいところですね。