【記事】秋葉原の歩行者天国、7月中旬にも再開

 東京・秋葉原の魅力向上策について地元の千代田区や住民、電気街の代表者らが話し合う検討会が24日、同区内で開かれ、2008年の連続殺傷事件以来中止されている歩行者天国を、7月中旬にも再開することで合意した。千代田区は今後、歩行者天国を実施する曜日や時間帯などについて警視庁など関係機関と具体的な協議を進める。
 この日開かれたのは「まちの魅力向上に向けた道路等の公共空間活用検討会」(森野美徳会長)。7人が命を落とした08年6月8日の連続殺傷事件後、街の安全・安心の確保策などを協議。防犯カメラの設置や防犯パトロールなどの取り組みを進めてきた。
(情報元:日本経済新聞社Web刊)
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0E6E2E0908DE0E6E2E7E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;at=ALL




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正直、これには賛成しかねる。
現状でさえ道路使用の許可を得ているかも疑わしい歩道上のチラシ配りが多数いる上で、歩行者天国を再開することで安全性が確保出来るとは到底思えない。

保安に携わった経験上から言えば、犯罪発生率は間違いなく上昇する。
不用意に街に人を呼び込むということは、それだけリスクを伴なうということを認識しているとは到底思えない。

だいたい歩行者天国末期でさえ、警察官が十数人も延々と巡回して路上ライブの排除に振り回されてそこら中にカメラを持ったカメラ小僧がいてそこら中で撮影会というまるでコスプレ広場という状態。
しかも逮捕者まで出したのは秋葉原の恥でもある。

現状で集客が落ちていると言うのであれば歩行者天国以外の方向性で街の活性化に結びつけるべきであって、歩行者天国の再開は無差別殺傷事件の被害者に対する裏切りと言っていい。

電気街代表者や秋葉原商店街の関係者には安全な街ということの維持を最優先にして頂き再考していただきたい。