【記事】ドコモ、iPad用「ミニSIM」カードを発売へ

ドコモの決算説明会では、同社がiPad用SIMカードの発売を計画していることも(あらためて)明らかになりました。ITmediaの記事によれば、同社の山田隆持社長は今回「iPadはSIMロックフリーと聞いている。iPadでドコモ回線を使いたい人がいれば提供したい」と発言。「SIMロックフリーと聞いている」は前四半期の決算説明会にiPad対応を尋ねられたときの返答とまったく同じではありますが、ともあれ意欲は伝わってきます。とはいえSIMカードがどういう形で販売されるのか、データプランがどうなるのか、まだまだ不透明な状況。発売まであと一月、沈黙を続けるソフトバンクの出方も気になります。

余談ながら「革命的で魔法のようなデバイス」ことiPadは、山田隆持社長いわくドコモにおいては「高級ネットブック」という位置付けになるとのこと。また社長は「ミニSIMカードを入れてドコモの回線を使ってほしい」とも発言しており、micro SIMはミニSIMと和訳することに決めたようです。



(情報元:Engadget Japanese)
http://japanese.engadget.com/2010/04/28/ipad-sim/





------
NTTドコモが必死に、microSIMの提供をアピールし続けているのですが、
え?「ミニSIM」ってなに?
は?「高級ネットブック」なの?

という問題発言があったようです。
アップルのジョブズ氏が聞いたら激怒しそうな内容です。

そもそもAppleでは公式に「micro sim」と仕様表記していますし、iPadは高級ネットブックというよりも大判iPhoneです。
社長自らがこうした、製品の認識不足を公言することで、アップルとの契約はますます難しくなったように思えて仕方がありません。

またNTTドコモでは標準的なメールサービスであるMMSに対応できていないために、i-modeという独自メールサービスからの脱却が出来ず、後付けでMMSに対応を迫られるというジレンマもあります。
世界的に見た場合には、これが一番NTTドコモの足枷でしょう。
一応、秋には対応と伺っていますが、そもそもiPadの日本国内での販路はまだ未定です。
本当にSIMフリーで来たとしても、ソフトバンクモバイルが端末価格通りに販売するのはまず間違いないでしょうし、iPadをドコモ回線で使いたいと思う人には、二重契約というハードルも待っているでしょう。

もっともWiFi版iPadでドコモ回線にという選択肢が無いわけではありませんから、
実際にはユーザーに、3Gに固執しなければ選択肢はあるとも言えます。

どうにも最近はNTTドコモさんが迷走しているように見えるのは気のせいでしょうかね。