【記事】ソニー VAIO にAMD "Zacate" 搭載の11.6型モデルが登場へ


発表されたばかりの AMD Fusion APU を搭載した、ソニー VAIO 未発表モデルを体験することができました。大きさは11.6型で、現行機で言えばYシリーズの小型モデルと同じサイズ。CPUとGPUを統合したFusion APUのうち、エントリーノート向けの"Zacate"シリーズにあたるE-350(1.6GHz デュアルコア)を搭載しています。そのほかの仕様は4GBメモリ、500GB HDD、802.11n対応WiFi、Buetooth、HDMI端子など。液晶側のピンク(オレンジ?)カラーが特徴的です。

小ぶりな筐体といい、値段次第では日本でも人気が出そうな製品ですが、未発表モデルとはいえ気になるのは、バッテリの動作時間。IEのグラフィックベンチマークを実行中にバッテリで動作させると「残り3時間6分(97%)」という表示が出てきました。一般的な利用方法ではもうすこし長持ちするかもしれませんが、標準バッテリは3500mAhということなので、いずれにせよ高望みは出来そうにありません。

AMDによれば、本製品をふくめ"Zacate"搭載ノートは半年以内に市場へ投入される予定。性能向上が著しいAtomネットブックかCULVノートかというところに、また新しい悩みを提供してくれそうです。


情報元:Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2011/01/05/vaio-amd-zacate/



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かつてソニーのVAIOと言えばトランスメタ社のクルーソーCPUを搭載したVAIOモバイルノートがあったりしましたが、AMDのCPUを搭載した機種はかなり珍しいのではないでしょうか?
ほとんどがインテルCPUを搭載してきて、GPUにはATI RADEONやNVIDIA GeForceを搭載するモデルが多かった印象こそありますが、こちらもGPU搭載を意識した製品となるのでしょうか。

そんなことよりも、ソニーVAIOはCELL B.Eを搭載したハイエンドVAIOを開発するべきだと思うのですが、そう思うのは私だけなんでしょうかねえ…。
動画編集に特化したCELL B.Eを搭載したVAIOとかあったらそれこそエンコード処理性能が爆速になるような気がするのですが。

あと最近のVAIOさんは、デスクトップモデルがなくなってしまい、ボードPCになってしまったのも拡張性の観点から手を入れる余地が少なくなったような気がします。
ちょっと気が触れてSSDに換装したいとか、グラボ換装しちゃうぜ!とか思ったときには出来ないのは、とっても不安になるのは私だけでしょうか(一般ユーザーはそこまで視野に入れていないというのがセールスマーケティング的な開発視点だとは理解しているのですが…