【記事】ソニエリ Xperia PLAY 正式発表、初代PSゲーム入りで3月発売


ソニー・エリクソンのMWC 2011イベントで、「プレイステーション携帯」こと Xperia PLAY もついに正式発表を迎えました。ソニエリ幹部による年単位のほのめかし、昨年 Engadget がお伝えしたプロトタイプ写真、そして中国語圏での盛大な流出など発表前にして長い歴史を持つ Xperia PLAYですが、存在が公式に認められたのは先週の不気味なコマーシャルが初めて。本日のMWCプレスイベントで、とうとう製品として正式発表されたことになります。

おさらいすれば、Xperia Play はスライド筐体にゲーム用のボタンを備え、初代PSゲームを含む " PlayStation Suite " コンテンツに対応するAndroidスマートフォン。1月のPlayStation Meeting 2011で発表されたPlayStation Suite (プレイステーション スイート)とは、Androidスマートフォンやタブレット向けにソニーが管理する「プレイステーションならではのコンテンツ」を提供する戦略。当初は初代PSゲームをダウンロード販売するほか、年内にはAndroid端末で動く独自のソフトウェアプラットフォームを制定しカジュアル寄りのゲームを販売することで、携帯電話ゲーム人口を獲得する狙いです。

ただし市場にはインターフェースも性能も違う膨大な種類のAndroidデバイスが存在するため、ソニーは「この製品ではPlayStation Suiteが楽しめます」というPlayStation Certified 認定プログラムを実施します。本日正式に発表された Xperia Play はPS Certified 認定第一弾の純正 PS Suite対応端末という位置づけ。

Android携帯としての主な仕様は4インチ854 x 480 マルチタッチ液晶ディスプレイ、1GHz Snapdragon プロセッサ、背面に5Mピクセルカメラ(AF、LEDライトつき)、ステレオスピーカー、Bluetooth、WiFiなど。ソフトウェアは Android 2.3 Gingerbread + ソニエリ独自のカスタマイズUI。ゲームボタンはデジタル方向ボタン、4ボタン、スタート・セレクト、背面にLR、中央にはアナログスティックのかわりにデュアルスライドパッド。凹凸で指がどの方向に入力しているか分かりやすくなっています。L2R2は非搭載。

Xperia Playは欧州やアジアの一部市場から3月中に発売予定。人気のAndroid用ゲームおよび「伝説的な」初代PSタイトルがプリインストールされるほか (クラッシュ・バンディクーとか)、20社以上のパブリッシャーから50本以上のロンチタイトルが用意されます。50本のうち一部はXperia Play向けにコンテンツを追加した既存Androidタイトル。うち何本が「独占」なのか、あるいはXperia Play のゲームコントロール部に対応させたものなのかは未詳です。

PlayStation Suite は言わば Androidの上に新しい「仮想プレイステーション」プラットフォームを構築しライセンス商売をする動きですが、 Android の父ことGoogle アンディ・ルービン氏のコメントは「Xperia PLAY そして PlayStation Certifiedゲームは、オープンなAndroidエコシステムではどんなイノベーションが可能かを示すとても良い例です」。続きはプロモ動画3本とソニエリ発表全文、詳細なソフトウェア・ハードウェア仕様。

蛇足:年末に登場予定の携帯ゲーム機 NGPもPlayStation Suite コンテンツに対応します。





情報元:Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2011/02/13/xperia-play-ps-3/



XPERIA Playの詳細が来ましたねー。
日本市場にも供給されるのでしょうか?やっぱりドコモからなのかなー?とか色々ありますが、とりあえず米国では3月のリリースのようです。

さて、日本にはいつ、どこから供給されますかね!