【記事】ソフトバンクに3Gルータ専用プラン「データし放題」、対応端末006Z



ソフトバンクモバイルがデータ通信の新プラン「データし放題」と、対応端末としてZTE製のSoftBank 006Zを発表しました。従来からソフトバンクのデータ通信プランは自社網を利用する「データ従量プラン」と、イー・モバイル網を利用する「データ定額プラン」、その組み合わせで割引となる「データ定額ボーナスパック」というややこしい構成でしたが、今回は「データフラットプラン」と「データフラットプランS」、その組み合わせの「データし放題」という、もはや説明する気力さえ失ったかのようなネーミングになっています。(そもそも「データする」とはなにか、など)

データフラットプラン / プランSはともに定額(月6380円と月7380円)、対応エリアは「政令指定都市、県庁所在地をはじめとした全国の各都市(順次拡大)」。素人目にはどう違いがあるのかさっぱり分かりませんが、前述した過去の経緯を知る目から言えば、おそらくSのほうがソフトバンク網ということなのだろうと思います。

そして両エリアを利用できる本題の「データし放題」は、月1400円から4935円で利用できる二段階定額制プラン。さらに11月30日までに新規契約をした場合は上限4380円でずっと利用できるスタートキャンペーンが実施されます。データ定額ボーナスパックで二枚必要だったUSIMカードは、専用のUSIMカード(Dual) 一枚に。パケット通信料は0.042円/パケット。ちなみに「データし放題」「データフラットプラン」「データフラットプランS」はすべて2年契約、更新月以外は契約解除料9975円が必要です。

最後に「データし放題」「データフラットプラン」「データフラットプランS」に対応する SoftBank 006Z は、10台までのWi-Fi機器を接続できるモバイルルーター。下り最大7.2Mbpsの「3Gハイスピード」に対応しています。対応無線規格はIEEE802.11b/g/n。連続通信時間は4時間。重さは80g。6月18日発売です。




情報元:Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2011/06/15/softbank-006z/

「データし放題」は月額1400円~4935円でデータ通信を利用できるようになるという2段階制定額プランで、2011年11月30日(水)までに新規で申し込んだ場合には「データ通信スタートキャンペーン」が適用され、月額1400円~4380円で利用可能になるとのこと。

「データし放題」の詳細。月額6380円の「データフラットプラン」と月額7380円の「データフラットプランS」をセットで契約すると月額最大4380円で利用可能になるというパッケージプランとなっていますが、これだけ価格差があるとプラン単独を申し込む人が出るとは考えづらく、事実上セット契約前提であるようです。なお、下記料金には「データし放題」基本料の月額525円が含まれています。


サービスエリア概要。「データし放題対応エリア」と「データし放題対応サブエリア」という記述がありますが、「データフラットプラン」のみを契約したユーザーは「データし放題対応エリア」、「データフラットプランS」のみを契約したユーザーは「データし放題対応サブエリア」のみで通信可能。


なお、今回の「データし放題」について、「データフラットプラン」や「データフラットプランS」、「データし放題対応エリア」「データし放題対応サブエリア」という、具体的なサービス内容が分かりづらい記述が多かったため、ソフトバンクモバイルに問い合わせたところ、以下のような回答でした。

・データフラットプランおよびデータし放題対応エリア
ソフトバンクモバイルのネットワークを用いた定額データ通信サービスおよびそのエリア

・データフラットプランSおよびデータし放題対応サブエリア
イー・モバイルのネットワークを用いた定額データ通信サービスおよびそのエリア

また、ソフトバンクモバイルが提供するデータ通信定額サービスについて、同社広報部は「既存の3Gエリアではなく、新たに整備している1.5GHz帯を用いた『ULTRA SPEED』対応エリアのみ利用できる」と回答しているため、利用できるのは携帯電話向けに提供されている広大な3Gネットワークとは別物ということになります。



情報元:GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20110615_sbm_data/



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ソフトバンク夏モデル5機種目、と言ったところでしょうか。
いい加減まとめて発表してほしい物ですが、それにしてもまったく魅力のないデータモデムをリリースしてきたものです。
せめて、下り14.4Mに対応していますぐらいあれば、ちょっとは「おおっ!」と思えるのにデータ通信競合プランを考えると「誰が得するプラン?」と言わざるを得ません。
しかも、通常のソフトバンク3Gエリアではなく新たに整備している1.5GHz(ULTRA SPEED)エリアで7.2Mとは…。
ますます、誰が使うの?というサービス内容です。
イーモバイルエリアを使うのであれば、素直にイーモバイルと直接契約してG4契約したほうが良いですし、どこがエリアだか不明瞭なソフトバンク網を使うのは不安でしかないと思うのですが。

正直なところ、ソフトバンクモバイルはデータ通信サービスをやりたくないんじゃないか、としか思えない内容です。