【コラム】ソフトバンクAQUOS Phone 006SHで携帯電話メールの移植方法と、対応フォーマットについて #softbank #006SH


今回は、今まで使っていた携帯電話で受信したメールデータを006SHに移植する方法と
006SHで対応している動画・音楽フォーマットについて解説します。



■今まで使っていた携帯電話からメールデータを転送する。
携帯電話で受信して蓄積してきたメールには、重要な登録情報のメールや思い出や記念のメールなどもあって是非ともスマートフォンにも引き継ぎたいと思います。

従来の携帯電話機から「一括データ赤外線送信」を選択し、メールの受信ボックスを送信することで006SHに赤外線送信することが出来ます。
006SHでは、赤外線送受信アプリから「全件受信」を選択すると006SHのmicroSDに受信データが保存されます。

転送が完了したら、ホーム画面よりMENUボタンを押して「端末設定」を選択します。
「端末設定」の中に「microSDと端末容量」という項目があるので選択します。
ここでmicroSDの合計容量、空き容量が表示されるので「microSDバックアップ」を選択します。


「保存」、「読み込み」、「設定・管理」と表示されますので「読み込み」を選択し、
次の画面で「受信メール」を選択します。


通常、表示されるファイルは1つですので、ファイルを選んで「追加登録開始」にタッチするとメールデータを読み込み始めます。
但し、先にフォルダを作ってフォルダの振り分け設定をしてあると上書きされてしまうので注意が必要です。
既にフォルダを作って振り分け設定をしてしまっている場合には、フォルダの振り分け設定を全てやり直す必要と、既に振り分けられたメールを上書きされたフォルダに移動させることが必要です。








■006SHで対応している動画・音楽フォーマット
006SHはAndroidOSになったので、システムそのものが変わりました。
よりパソコンライクに動作するようになったのと、3D動画再生が可能になっています。
標準メディアプレイヤーでの動作確認をしてみたので解説していきます。

まずは対応動画フォーマット。これまで携帯電話で使われてきた3GPP形式の動画は、そのまま再生することができます。
また、ウィンドウズメディアビデオ形式のWMV、H.264形式のMP4の再生を確認しました。
MP4は、YoutubeでHD動画、ニコニコ動画ではH.264などで投稿されている動画をダウンロードすると、そのまま再生することが出来るようになっています。
【追記】ビットレートの高いものや解像度の高いもの、一部のWMV形式は再生出来ないものがありますので、再生できない動画については変換するなどの対応が必要になります。

標準メディアプレイヤーで再生出来なかったのはAVI形式とFLV形式でした。
これはパソコンの変換ソフトなどで対応形式に変換することで再生が可能になります。

また、Youtubeなどの3D投稿動画は設定を3Dにすることで3D再生が可能です。
例えば、攻殻機動隊SSS 3Dの動画でも3Dで再生することができます。


3D立体視 映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』予告編



1/5 【攻殻S.A.C.3D】本編01 『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』

2/5 【攻殻S.A.C.3D】本編02 『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』

3/5 【攻殻S.A.C.3D】本編03 『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』

4/5 【攻殻S.A.C.3D】本編04 『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』

5/5 【攻殻S.A.C.3D】本編05 『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』


この他、Youtubeで「yt3d」と検索することで、他の3D投稿動画を見ることもできます。


音楽フォーマットでは、これまでの携帯電話で使われてきたSMAF/.mmf形式の着メロデータは再生不可になりました。
代わりに、ウィンドウズメディアオーディオ形式のWMA、MP3形式、WAV形式の再生を確認しました。

但し、プリインストールされている音楽・動画プレイヤーは、ちょっと癖のあるプレイヤーで、いくつか注意点があります。
・動画サムネイルの取得に失敗しており、他の動画のサムネイルを表示してしまう。
・動画プレイヤーはフォルダの読み込みを認識している。
・液晶解像度の960x540以上のサイズでも、、以下のサイズでも再生は可能だが、動画により上下左右に黒縁が表示されることがある。(小さい解像度の動画でも拡大再生は無い
・音楽データはフォルダ分けをしていてもフォルダを無視して曲、アーティスト、アルバムで一覧表示してしまうので、多数の曲を入れると一覧の中から再生したい曲を探すのに苦労をする。
・音楽-動画の切り替えボタンが小さくて押下しにくい。(MENUから切り替えは出来る)
・再生中でも、メール着信音やアプリ通知音が鳴ってしまう(バックグラウンド表示が無い)
・USB接続でファイル転送した場合、認識するのに時間がかかる(端末再起動で認識する)
・Bluetoothヘッドセットからの操作には対応している
・動画ファイルはH.264/MP4形式での相性が良いようで、TMPGEncフリーの変換ソフトを使うが、変換には実再生時間以上に変換時間が必要なこともあるので注意。

専用プレイヤーではないので、プレイヤー機能に期待することが間違いなのかもしれませんが、もう少し作り込みがあっても良さそうな感じで、そこは専用プレイヤーアプリを別にインストールした方がいいのかもしれません。

それでも、携帯電話時代から再生フォーマットが増えているので、自由度が高くなったと言えるでしょう。
これまでは、動画再生に「携帯動画変換君」などで変換する必要がありましたが、これからは一般的なエンコードソフトで対応形式に変換したり、そのまま再生すれば良いというのは素晴らしいと思います。
ゲームなどのプロモーションムービーやオープニングムービーなど、お気に入りの動画を再生できるというのは嬉しい機能です。
音楽ファイルも、WAV/MP3/WMA形式を着信音にそのまま設定できるのは便利です。

一方で、動画ファイルを変換するときには、容量が大きくなるので注意が必要です。
これまでは854x480FWVGA解像度でしたが、006SHは960x540qHD解像度となっているので、画面いっぱいに表示させようとすると動画容量も大きくなります。
ついカッとなって、お気に入りのアニメ1シーズンを放りこむといきなり10GBぐらい簡単に食ってしまうのでご注意下さい(←筆者のことですw