【記事】【速報】Xperia(SO-01B)はAndroid 2.3アップデート無しに、ドコモ広報部が回答

先日ソニー・エリクソンが「Xperia X10」のAndroid 2.3アップデートを8月上旬に実施することを明らかにしましたが、日本向けモデルにあたる「Xperia(SO-01B)」はアップデートされない方針であることが明らかになりました。

先ほどGIGAZINE編集部でNTTドコモ広報部に対して、「Xperia(SO-01B)」はグローバルモデル同様にAndroid 2.3へのアップデートが実施されるのかを問い合わせたところ、「実施しない方向で検討しております」という回答でした。

なお、同端末は昨年11月にAndroid 1.6から2.1へアップデートされ、今年1月には悲願のマルチタッチに対応するといった、ソニー・エリクソンの執念とさえ思えるほどのかつてないアップデート対応を今までに繰り返してきています。

Android 2.3を導入することで動作が高速化されるため、アップデートを望むユーザーは決して少なくないと思われますが、残念ながら現時点では「Xperia(SO-01B)」ユーザーはAndroid 2.1のまま使用し続けるしかないということになります。

http://gigazine.net/news/20110622_xperia_so_01b_not_gingerbread/

先ほど「Xperia(SO-01B)」のAndroid 2.3アップデートを見送る方針であることをNTTドコモ広報部が回答したことをお伝えしましたが、その理由が明らかになりました。

編集部がNTTドコモ広報部に対して、「Xperia X10」に対するAndroid 2.3アップデートを「Xperia(SO-01B)」へ提供しない理由について再度問い合わせてみたところ、見送る理由として以下のような点を挙げています。

・Android 2.3モデルとして今年発表した「Xperia arc(SO-01C)」や「Xperia acro(SO-02C)」のようなパフォーマンスを発揮できない
・バージョンアップの際にユーザーデータを保持できず、必ず本体が初期化されてしまう
・データのバックアップアプリが無くなる
・カメラ撮影時の笑顔認識機能「スマイルシャッター」が無くなる
・現行のAndroid 2.1版で提供している日本語フォント「モトヤフォント」が適用できなくなる


NTTドコモ広報部はこれらの点を総合的に鑑みて、ユーザーが満足する品質で提供できないためであると回答していますが、スマートフォンを使い慣れていないユーザーがまだまだ多い中、本体が初期化されてしまうことを知らずにアップデートを行い、データを喪失してしまうという事態が発生しかねないというのは決して見過ごせない部分であることを考えると、NTTドコモとしてもやむを得ない判断ということのようです。

http://gigazine.net/news/20110622_xperia_so_01b_not_gingerbread_reason/


情報元:GIGAZINE
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昨年発売されたXPERIA SO-01BのAndroid2.3アップデートがドコモ公式にて断念したという一報は残念です。
グローバルモデルでもAndroidOSのアップデートが出来ないとなると、ユーザーとしてはAndroidOSのアップデートの恩恵を受けられないことになります。

また、ユーザーデータが初期化されてしまう点は致命的です。
SO-01BはROOT権限が取れて、有志がAndroid2.3.1ベースのカスタムROMを導入しているというようなユーザーもいたことや、海外モデルのXPERIA X10では2.3までアップデートがされると
Engadgetが記事にしていたので、ドコモモデルでもアップデートがされるだろうと思っていましたが、やはりローカライズされたグローバルモデルは、アップデートで色々と困難があるようです。

それでも、Android1.6から2.1にアップデートされた国内モデルは十分に頑張ったと言えるでしょう。
http://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/software_update/version_up/so01b/index.html

データのバックアップを何かしら行ってでも、アップデートできる悪あがきがドコモで行われるかは難しいところだと思われますが、初代XPERIAのアップデートは残念ながら2.1止まりとなりそうです。