【記事】「はやぶさ」カプセル、羽田空港に到着

 小惑星探査機「はやぶさ」の試料カプセルが17日午後11時23分、チャーター機でオーストラリアから羽田空港に到着した。 

 カプセルは専用ケースに収められた状態のままトラックに移され、宇宙航空研究開発機構の分析施設(神奈川県相模原市)に向かった。 

 14日に同国南部ウーメラ近郊の砂漠で回収されたカプセルは直径30センチ、高さ15センチ、重さ6キロ。その中の密閉容器には、小惑星イトカワで採取を試みた砂や微粒子が入っている可能性がある。これらを分析することで、初期の太陽系の成り立ちを解明できると期待されている。 

 カプセルは輸送時に破損しないよう、窒素で満たした風船の中に入れられ、さらに振動を吸収する専用ケースに収納。日本時間17日午後2時20分ごろ、ウーメラ空港でチャーター機に積み込まれた。宇宙機構で進める砂などの分析は、地球上の物質が混入しないよう細心の注意が必要なため、数か月かかるという。 
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100617-OYT1T01202.htm 




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