【記事】Facebook、PR会社を雇った反Googleネガティブキャンペーンを認める

ユーザー情報の利用を巡って Google と対立してきた Facebook が、米国でPR企業を雇って密かに反 Google ネガティブキャンペーンを展開していたことを認めました。USA TODAY 誌 や The Daily Beast ( Newsweek) が報じているのは、大手 PR会社 Burson-Marsteller が米国の主要な新聞や雑誌、Blog などに対して、Google の新機能 " Social Circles " は米国民のプライバシーに対する重大な侵害であるとして、Googleを批判する論説や記事の掲載を働きかけたこと。

Burson-Marsteller (バーソン・マーステラ, BM) といえば50年以上の歴史を持ち、数十か国に展開する世界最大のPR会社のひとつ。製品やブランドの広告だけでなく、選挙キャンペーンや各国政府をクライアントにしたイメージ戦略も手がけ、なかでも大きな事件や問題が発生した際に、政府や企業のダメージを最低限に抑えるよう働きかけるクライシスレスポンスで知られる企業です。

そのBMが先週にかけてメディアに「米国民に対する重大な危険」として訴えたのは、Google のあまり知られていない機能 Social Circlesについて。ログインした状態でGoogle検索を使うと結果に知人の Twitter 発言や写真など公開コンテンツが「ソーシャル検索」として含まれることがありますが、Social Circle ( Social Connection )はこのようなサービスを実現するための仕組みです。Googleはアカウントごとの「ソーシャル接続」を整理しており、「接続」にはユーザーがコンタクトに入れた相手やチャット相手、Googleの公開アカウントに登録したTwitterなどでフォローしている相手を含む「直接接続」と、「友だちの友だち」にあたる「セカンダリ接続」があります。

BMがさまざまなルートを通じてメディアに送った主張によれば、この機能は「別のサイトやネットワークにあえて分離させておいた情報を統合する」ことで「性的傾向や政治的傾向、個人的な関係を含む情報を暴露してしまう可能性がある深刻な現実世界リスク」。かつ「ユーザーに対する同意や告知もなく、またユーザーからコントロールも不能」。よって、
米国民はこの差し迫った侵入について、非常に個人的な生活をGoogleが許可もなく日々刻々とカタログ化し放送していることについて知らされなければなりません。
と、この「深刻な問題」に対する国民への警鐘とGoogle批判を掲載するよう呼びかけています。(下に続きます)





情報元:Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2011/05/12/facebook-pr-google/




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フェイスブックは随分と汚い手口でグーグルを貶めようとしていたようですね。
少なくとも日本市場において実名制フェイスブックが普及することは低いと考えますが、こういう手段選ばず他社を貶める企業行為は許しがたいものがあります。