【Engadget】アップル、他社製スマートフォンのアンテナ検証を削除


アップルが iPhone 4 のアンテナ問題を受けて開設していた「スマートフォンのアンテナ性能」ページを更新し、他社製スマートフォンを使った「検証」をすべて削除しました。大幅に変わったページの新タイトルは「Appleのアンテナ設計・試験室」。


冒頭の「すべてのスマートフォンは、携帯通信用アンテナを備えています。そして、ほとんどのスマートフォンで、持ち方によっては電波の強度が弱まることがあります」までは変わりませんが、続く部分が「Appleはこのことを検証するために、iPhone 4 と他社のスマートフォンのテストを行いました。」から、「iPhoneのアンテナが十分な性能を発揮できるよう、Appleは高度なアンテナ設計・試験室を1億ドル以上を投じて建設しました」に差し替わっています。

かつてはノキア  RIM BlackBerry、モトローラ Droid Xなど各社のスマートフォンでアンテナが下がる動画を公開していたメインコンテンツはばっさりと消えており、残ったのは新ページタイトルのとおりにアップルの先進的な研究施設やテストの概要を紹介する部分のみ。他社スマートフォンのそれぞれ違う「アンテナが減る持ち方」もなくなったかわりに、iPhone 4 の場合はここを押さえると感度が落ちます、までなくなりました。

ページ下部のアンテナ問題会見 (アップル用語としては「7月16日の記者会見」)、アンテナの本数と長さを変えた iOS 4.0.1 ソフトウェアアップデート、そしてケースプログラムのリンクは従来のまま。アップル的にどのような心境の変化があったのかは分かりませんが、アンテナ問題そのものやアップルについてはニュートラルだったり好意的だった層にまで多大な反響を呼んだコンテンツだけに、ケース配布プログラムも始まった今ではすでに一定の役割を果たしたとの判断かもしれません。さらに充実して復活する可能性もないとはいえませんが。


(情報元:Engadget Japanese)
http://japanese.engadget.com/2010/08/02/antenna/

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アンテナ問題を他社に飛び火させて各社を怒らせて、無かった事にというのは非常にいやらしいやり方に見えます。こういうやり方をユーザーに受け入れられるとでも思っているのであれば、先は長くないと言っても良いでしょうかね。

製品仕様としてのアンテナ問題をバンパー無償提供だけで済ませておけば良かったんですよ。