【コラム】ソフトバンクスマートフォン初期不良交換レポート #006SH #SOFTBANK


別にシリーズ化するハズじゃなかったのですが、発売当日に手に入れたソフトバンク AQUOS Phone 006SHが、なんと初期不良という大当たりに遭遇したため、今回は初期不良交換についてレポートしたいと思います。

006SHの発売日、6月4日のヨドバシカメラ秋葉原店。
オープン直後に006SHの契約手続きにいたのは私ともう一人、他カウンター奥に予約分の約20台の006SHが待っていました。

筆者の場合は923SHからの機種変更だったので、新しくスマートフォン用のU-SIMカードが発行され、006SHにて登録されて持ち帰って、ほくほくと楽しんでおりました。

そして10日後の6月14日の朝、パソコンとの接続でUSBケーブルを刺したままで充電してあった006SHに異変が起こります。


画像を見てお解りいただけるだろうか。
なんとタテ方向に対して液晶が表示不良を起こしていたのでした。
しかも目立つグリーンで!
もしかすると、再起動で回復するかもしれない!
と、思い再起動を試みましたが起動段階から既にグリーンのラインが常時点灯しており、液晶パネルの初期不良状態になってしまいました。

買って10日でいきなり液晶パネルが故障するというのは、液晶パネルの信号線がソケットに正しく挿入されていなかったか、もしくは液晶パネル内部配線で時間経過による劣化が生じたかなどが疑われましたが、ユーザーレベルで対処可能ではありません。

早速、購入店であるヨドバシカメラさんに開店と同時に電話で相談してみました。
すると、ヨドバシカメラさんは販売代理店のため、初期不良交換に対応できないという、つれない回答が。
その代わり、最寄りのソフトバンクショップに持ち込んで初期不良交換の相談をしてみてください、という誘導を受けたため、10時の開店時間を待ってソフトバンクショップに電話してみました。

ソフトバンクショップの方によると、店舗では故障判定できず、症状をセンターに送ってセンターが故障判定を行うので、とりあえず持ち込んで下さいとのこと。
ちなみに交換になった場合の新しい端末在庫はあるということで、早速初期不良になってしまった006SHを持ってソフトバンクショップに持ち込みました。

受付が済むと、まず症状の申告です。
USBケーブルによる充電状態で一晩寝かせて朝になったら液晶に緑のライン表示が出た。
と申告したところ
「では、修理お預かりになりますので…」
と言い出すので、失礼ながら店員さんの言葉を遮って
「いやいやいや、1時間前にお電話で初期不良交換を含めて対応してくださると言われて、交換用の在庫もあるというから来たんです。初期不良として交換してください」
と言ったところ、ようやくセンターに症状を伝えていただき、初期不良交換の判定がされたため、新しい006SHを出していただけることになりました。

基本的には、販売店が初期不良対応をする様子だったのですが、「販売店がヨドバシカメラさんで、初期不良交換の対応が出来ないのでソフトバンクショップに誘導された」という申告をしたところ、その件についても、ソフトバンクショップ側で対応出来るか、という判断もソフトバンクショップには権限が無く、センター側で全て行われているようです。

結果、ソフトバンクショップでの購入ではなくても、初期不良交換が認められたため交換になりました。

しかし、おサイフケータイや既に登録したデータは、機種変更手続きと同じようにバックアップや手続きを取らなくてはいけません。
電話帳や受信メール、ブックマーク、ユーザー辞書などはmicroSDの設定から保存することができるので、予めここでバックアップを取ります。
次に、おサイフケータイの機種変更手続きを行います。
筆者の場合、モバイルEdyとモバイルWAON、ヨドバシカメラポイントアプリ、ANAを登録していたため、モバイルEdyとモバイルWAONをそれぞれ端末から機種変更手続きを行いました。
モバイルEdyは機種変更手数料を取られるので本来ならば使い切った方が良いのですが、使い切る間もなかったためやむなく手数料を残額から減らされてしまいました。
(ここがモバイルEdyのイヤなところでもあります)
モバイルWAONは、機種変更手続きを行うとパスワードが発行されるので間違えないようにメモに残しておきましょう。

最後に端末のオールリセットを行って初期不良端末は回収され、U-SIMカードだけを残して新しい端末の登録作業が行われ無事、交換手続きが終わりました。

しかし、ここで筆者は一つミスをしました。
ヨドバシカメラのポイントアプリをそのままにしてしまったため、再登録しようとヨドバシカメラに立ち寄るとポイントカード情報が初期不良の006SHに登録されたままになるため、多重登録が出来ないということに。
ただ、ポイントカードを再発行して再発行された新しいポイントカードで再登録することは可能なため、再発行申込用紙を記入して、レジにて登録作業を行ってもらうことで無事、再登録が完了した。


帰宅後は、USBで給電しながらmicroSDに保存バックアップした電話帳データなどの読み込みと、公衆無線LANの再設定、グーグル・mixiアカウントの登録と同期、着信音やMcAfeeスマートセキュリティの再登録、壁紙の再登録、Twicca・2chMateのインストールなど、初期不良の006SHに設定登録した状態に復元することができた。


今回のような初期不良交換や、AndroidからAndroidへの機種変更などでは次のような手順が必要となる。
・電話帳、受信メールなどのバックアップ
・登録してある全てのおサイフケータイアプリの機種変更手続き
・購入販売店に問い合わせを行い、販売店で初期不良交換が対応可能か、ソフトバンクショップでの対応となるかの確認
・公衆無線LAN登録アカウントの用意(ソフトバンクWiFiのみの場合は電話番号と暗証番号のみ)
・初期不良端末はバッテリーも含めて回収
・保証書や購入店レシートの提示
・新しい端末でメールフォルダを読み込んだ後、フォルダの振り分けを再設定
・自宅無線LANルータなどのAOSS/WEP再登録
・Bluetoothヘッドセットなどの登録
・各種サービス(Googleやmixi)アカウントの再登録

などが必要になります。
特に、複数の公衆無線LANを登録している場合には、ソフトバンクWiFiだけではなく、ワイヤレスゲートアカウントや、HOTSPOTアカウント、なども再設定する必要があるのでアカウント情報を確認しておく必要があります。


今回のような発売から間もない携帯端末の初期不良のような事例は、ほとんど少なく無いのではないかと思うのですが、筆者も初めての初期不良体験だったので、「機種変更で当たり端末を引いた!」という不謹慎な喜びを、こうしてブログの記事にしてしまうあたりで、個体不良だったと思うばかりです。

それにしても初期不良発覚から、交換帰宅までに6時間半もかかってしまった上に、再登録や読み込みの時間を考えると半日作業になるというのは、かなりの苦労です。
これは修理や水没紛失交換でも同じことが言えるので、移行作業には手間がかかると端末の取り扱いには注意したいところです。
特に006SHなどの全面タッチパネル液晶は落としたらガラスの破損の可能性が高く、しかも防水非対応なので水没の危険性もあります。
筆者としては、ネックストラップに通して、屈んだ状態でポケットなどから落ちても地面に接触しないように扱うべきだと考えます。

もっとも、カシオさんのG'zOneスマートフォンのように耐衝撃までも備えた機種は、あれ1機種だけですので取扱いには注意したいところです。