【記事】iPad 3とiPhone 5 の開示を求めたサムスンの申し立て、連邦地裁が却下
携帯電話とタブレットのデザインや特許をめぐりアップル - サムスン間で続く訴訟合戦の話題。サムスンがアップルに対して、次期 iPhone と 次期 iPad を開示するよう求めていた申し立てが連邦地裁によって却下されました。この申し立てはもともと、サムスンの製品が iPhone や iPadの「ルック&フィール」を模倣しているというアップル側の訴えから、参考としてサムスンの Galaxy S 4Gや Nexus S、Galaxy Tab 10.1などの提出を求める裁判所命令が出ていたことに反撃したもの。
サムスン側の主張は、登場する次期 iPhone や iPad 3についてもあらかじめ開発中の製品サンプルやパッケージ、マーケティング素材などを確認しておくことにより、将来的にアップル側が言い出すかもしれない仮差し止め請求などに備えることができるというものでした。
アップル側から提出を求めたのがすでに販売もしくは公開されているサムスン製品であったのに対して、まだ発表すらされていない開発中の次期製品を、直接ではなく弁護士を通じてとはいえライバル側に開示するよう求めるのは素人目にも不可解な主張でした。法廷の判断もおよそ一般的な反応にそったもので、開示請求について両者の「対等」を認めつつ、少なくとも現時点では、まだ登場もしていない iPhone 5 / iPad 3 は別の話だろ、とサムスンの申し立てを却下しています。11ページにおよぶ判断理由はリンク先へ。FOSS Patents の関連記事には今後の展開も含めた分析があります。
情報元:Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2011/06/22/ipad-3-iphone-5/
-------
連邦地裁はサムスンにノーを突きつけました。
アップル側はこれまでサムスンの15機種に対して商標権侵害で訴訟を起こしていましたが
新たに12機種、「Droid Charge」「Exhibit 4G」「Galaxy Ace」「Galaxy Prevail」「Galaxy S (i9000)」「Gravity」「Infuse 4G」「Nexus S 4G」「Replenish」「Sidekick」「Galaxy Tab 10.1」「Galaxy S II」を訴訟対象に追加し「サムスンを単なる模倣者と断じている」ようです。
http://gigazine.net/news/20110620_apple_samsung_27models/
確かに、サムスンの製品群はパッケージングまでもがiPhoneと全く同じような作り込みを行っており、違うのは、AndroidOSを搭載している点と言ってもいいほどまでに似ています。
サムスンの反訴が却下されたことで、今後はアップルの商標権訴訟の行方が気がかりになりますが、そもそもアップルはファブレスメーカーで工場を持たないため、製造ラインを持っていてパーツレベルで取引のあるサムスンとの関係を今後どう扱っていくのかもサムスンには課題として残されることになりそうです。
特に現段階で判明しているのは、シャープや東芝がアップルに液晶提供をするといった情報や、ソニーがカメラ部材を提供するといった情報。
その他、ストレージフラッシュとして使われる半導体もサムスンから他社になる可能性は否定できません。
もっとも、今後アップルがサムスンとの決別を明らかにするのであれば、徹底的にサムスン排除を行う可能性もあります。
泥仕合になりかけた訴訟の行方が気になります。
サムスン側の主張は、登場する次期 iPhone や iPad 3についてもあらかじめ開発中の製品サンプルやパッケージ、マーケティング素材などを確認しておくことにより、将来的にアップル側が言い出すかもしれない仮差し止め請求などに備えることができるというものでした。
アップル側から提出を求めたのがすでに販売もしくは公開されているサムスン製品であったのに対して、まだ発表すらされていない開発中の次期製品を、直接ではなく弁護士を通じてとはいえライバル側に開示するよう求めるのは素人目にも不可解な主張でした。法廷の判断もおよそ一般的な反応にそったもので、開示請求について両者の「対等」を認めつつ、少なくとも現時点では、まだ登場もしていない iPhone 5 / iPad 3 は別の話だろ、とサムスンの申し立てを却下しています。11ページにおよぶ判断理由はリンク先へ。FOSS Patents の関連記事には今後の展開も含めた分析があります。
情報元:Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2011/06/22/ipad-3-iphone-5/
-------
連邦地裁はサムスンにノーを突きつけました。
アップル側はこれまでサムスンの15機種に対して商標権侵害で訴訟を起こしていましたが
新たに12機種、「Droid Charge」「Exhibit 4G」「Galaxy Ace」「Galaxy Prevail」「Galaxy S (i9000)」「Gravity」「Infuse 4G」「Nexus S 4G」「Replenish」「Sidekick」「Galaxy Tab 10.1」「Galaxy S II」を訴訟対象に追加し「サムスンを単なる模倣者と断じている」ようです。
http://gigazine.net/news/20110620_apple_samsung_27models/
確かに、サムスンの製品群はパッケージングまでもがiPhoneと全く同じような作り込みを行っており、違うのは、AndroidOSを搭載している点と言ってもいいほどまでに似ています。
サムスンの反訴が却下されたことで、今後はアップルの商標権訴訟の行方が気がかりになりますが、そもそもアップルはファブレスメーカーで工場を持たないため、製造ラインを持っていてパーツレベルで取引のあるサムスンとの関係を今後どう扱っていくのかもサムスンには課題として残されることになりそうです。
特に現段階で判明しているのは、シャープや東芝がアップルに液晶提供をするといった情報や、ソニーがカメラ部材を提供するといった情報。
その他、ストレージフラッシュとして使われる半導体もサムスンから他社になる可能性は否定できません。
もっとも、今後アップルがサムスンとの決別を明らかにするのであれば、徹底的にサムスン排除を行う可能性もあります。
泥仕合になりかけた訴訟の行方が気になります。