【Youtube】「なぜ日本人は痩せてるんだ!?」海外の反応で確認する日本の食文化

 


Youtubeチャンネル「海外の反応 日本のうわさ」で投稿されているでは
「なぜ日本人は痩せているんだ!?」
という部分で日本の食文化を再確認します。

動画にもありますが、日本で朝食を考えた場合に安価かつ十分な食事量を
要求されるのと、外食に限った話で言えば選択肢は次の通り。
1)コンビニエンスストア
2)朝定食を提供する飲食店(富士そば・小諸そばなどを含む)
3)駅で営業している立ち食いそば屋
などになります。
また、これらの店は24時間営業、もしくは早朝時間帯から営業をしていることが
前提となります。

1番目のコンビニエンスストアは、基本的に24時間営業であり
おにぎり・サンドイッチ・惣菜パン・弁当などが常時販売されています。
食品製造工場から1日に3回の配送便で食料供給が行われています。
テイクアウトが前提で1つ1つの製品が完全に個別包装されているため
衛生的で食事の予算の範囲で自由に組み合わせることが出来ます。
例えばおにぎりであれば1個110円から200円ぐらい。
サンドイッチは130円ぐらいから300円ぐらい。
惣菜パンは80円から200円ぐらい。
お弁当は200円ぐらいから600円ぐらい。
飲料はお茶が多く基本的に紅茶以外のお茶類は砂糖が入っていない、
コーヒー類でも砂糖が入っていないブラックコーヒーがある。
砂糖が入っているのは、通常の缶・ボトル入りのコーヒー・紅茶、
スポーツ飲料、レッドブルやモンスターエナジー・コカコーラなどの炭酸飲料、
そしてフルーツジュースなどです。
日本では、砂糖の過剰摂取で成人病や糖尿病になる警告などが広くクチコミとして
知られており、砂糖なしを選択する人が多いほか、もともと緑茶をよく飲む文化から
紅茶以外のお茶に砂糖が入っているというのは存在しません。
このため、日本人がアジア圏などで、飲み慣れたお茶のボトルを買って飲んだら
砂糖が入っていて驚いた!という話は日本人の間では時々聞いてはまた驚く、
ということがあります。
また、これらを提供するコンビニエンスストアは2021年の時点で5万6千件あり、
日本国内で展開しているマクドナルドの店舗数2928店(2021年6月の時点)
と約19倍の規模で存在しています。

2番目の朝定食を提供する飲食店です。
主に牛丼チェーン店である吉野家、すき家、松屋に加えて富士そば、小諸そば
などが24時間営業、または早朝から営業をしており、朝5時頃から10時頃まで
朝用の定食メニューがあります。

吉野家の朝定食で確認すると、一番安いメニューである「ハムエッグ納豆定食」で
税込み404円。
これは、ごはん・味噌汁・納豆・ハムエッグ・ミニサラダで構成されています。
一番高額な定食でも、「焼魚牛小鉢定食」で税込み602円。
こちらには、ごはんと味噌汁に、牛丼のお肉の部分だけの小鉢、焼き鮭、ミニサラダです。
足りなければ、サイドメニューから、納豆96円、焼き鮭217円、などを追加できます。
驚くべきは、カロリーです。
「ハムエッグ納豆定食」は、615kcal
「焼魚牛小鉢定食」で、671kcal
これは「牛丼並盛り」635kcal、「牛丼特盛り」1013kcal、
「牛丼超特盛り」1152kcal
と比較しても、そこまでカロリーの高い食事ではありません。

マクドナルドと比較した場合、ソーセージエッグマフィン1個で250円
475kcalなので、金額的に2個500円で換算した場合、カロリー量は950kcalになります。
マックグリドルソーセージエッグの場合は1個300円となり、550kcalです。
アメリカなどでは、ここにホットケーキシロップやハッシュポテトを追加したり、
炭酸飲料などを追加するという話もあるようなので、カロリーとしては
ホットケーキシロップ41g 121kcal
ハッシュポテト1個145kcal
コカコーラLサイズ(日本は重量540gでアメリカサイズよりも小さい)181kcal
となるので、推定値で1食550+121+145=816kcalになります。
(ここに炭酸飲料やホットコーヒー用のカロリーは計算に入れていません)

3番目、駅で営業している立ち食いそば屋。
もともと「立ち食いそば」というのは江戸時代における江戸(東京)の
そば屋台が始まりとされる日本のファストフード形態です。
富士そば・小諸そば・ゆで太郎、などはこれらの立ち食いそばの
営業スタイルを持った駅以外のチェーンストア営業。
同時にうどんのメニューもあり麺を選択できるの他、定食メニュー、
カレーライス、どんぶりメニューなどを提供する店もある。
基本的に、立ち食いそばとは、次の電車を待つ時間の間に食事を済ませるための
店なので注文から提供までの時間が1~3分以内というのが原則です。
また客側も次の電車が来るまでに食べなければいけないのですぐに食べ終わるメニュー
しか頼まないというのが立ち食いそば店の大原則です。
都市部では朝の通勤・通学時間の電車の待ち時間は15分も無いため、
かけそば(あったかいつゆにそばとネギだけが入ったもの)
月見そば(あったかいつゆにそば・ネギに生玉子が入ったもの)
かきあげそば(あったかいつゆにそば・ネギにかき揚げ天ぷらが入ったもの)
これらに、いなり寿司(甘しょっぱい味付けをした油揚げに酢飯を詰めたもの)
そばをうどんに変更したもの、という組み合わせを基本的に提供します。
このため、客は基本的に数分以内で食べ終わり、電車が到着したら乗る
という超効率主義を徹底した飲食スタイルです。
それでいて、価格は300円から500円ぐらい、いなり寿司は100円ぐらい
という低価格で提供されます。
富士そば・小諸そば・ゆで太郎、というのは駅以外での営業、もしくは
駅の近隣での営業をしているので、次の電車までの待ち時間という制限が無く、
ある程度の時間的余裕があるため、ごはんのメニューがあったり、
ミニどんぶりの玉子丼、ミニカツ丼、カレーライスの他、
そばメニューで選択肢が増えたり、追加天ぷらメニューがあったり、
簡易的に座れるための椅子があったりします。
海外から日本に来る旅行者に一番知られているのは、秋葉原の電気街口にある
富士そばではないかと言われています。
※旅行ガイドに秋葉原の富士そば電気街口店が掲載されている模様
富士そば秋葉原電気街店 - Google マップ

また、日本を目指して旅行をする海外旅行者からすると
日本のそば文化、立ち食い文化というものは、多くの人が知らない食文化であるため
そばをすすって食べる(日本以外では食文化として音を立てること自体が許されない)
とか、立ち食いのファストフードがほとんど無いため敬遠されることもあります。
これとは別に、日本のアニメ監督として知られている押井守が架空の職業として
アニメ作品や映画などに登場する冗談・ネタのとして「立喰師」があることで
押井守作品のファン層で知られている。
立喰師を総出演する形式でまとめたものに小説・映画の「立喰師列伝」があり、
予告編はYoutubeでも確認することが出来るが、登場人物はすべて押井守監督の知人という
色々ありえないキャスティングで構成されている。
ロッテリアで「ハンバーガー100個ここで食う」
と言っているのは作曲家の川井憲次。
インド人の風貌でカレーを食べているのはメカニックデザイナー河森正治。
ロッテリアの店長で「復唱はどうした!」と発言しているのは、アニメ監督の神山健治。
予告動画の最後に出てくる「冷やしタヌキの政」はスタジオジブリ代表取締役の鈴木敏夫。

日本の「居酒屋」というのも、基本的には夜にアルコールを楽しむための
専門の飲食店で、日本酒や焼酎などと一緒に食事を楽しむ専門店だが、
メニュー構成としては刺し身・寿司が基本的に存在し、中心価格が3000円ぐらいを
設定としているお店が多いため、会社に所属して働く人では金曜日の夜に
会社のメンバーでまとまって居酒屋でお酒を楽しむことが多い。
日本国内では、テーブルチャージとして「お通し」というシステムがあり、
強制的に1品提供をテーブルチャージとして提供される。
海外旅行者にはこのテーブルチャージ・お通しのシステムが理解できず
時折トラブルになりますが、日本以外の地域で言う
「カバーチャージとして提供するもので、サービス料金・チップが含まれています」
また日本人でもお通し・テーブルチャージの一般的なレベルを超越した強制メニューに
刺し身の盛り合わせが存在する北海道の函館にそのような居酒屋があるとあり
このお通しメニューが出る前に注文しようとすると止められ
刺し身の盛り合わせが提供されて注文を止められる理由が理解出来る冗談のような
居酒屋店もあります。
500円でお刺身10点を提供すると通常はお店に利益が無いので、まず普通は
ありえませんが、函館という港町であること、居酒屋としては安い店ではなく
お酒の充実したハイクオリティであることもあります。
北海道のお店なのに沖縄の泡盛があるようなのでお酒の品揃えにも強いお店のようです。