【記事】SpursEngine×4搭載の映像処理カードが近日発売



 1枚の巨大基板に4基のSpursEngineが搭載された映像処理カード「WinFast HPVC1111」がLeadtekから近日発売される見込みだ。T-ZONE. PC DIY SHOPにサンプル品が入荷しており、同店では5月中旬に発売予定という。予価は99,800円。


 WinFast HPVC1111はSpursEngineを搭載したPCI Express x4対応カードで、既存製品と大きく異なるのがそのSpursEngineを4基も搭載している点。表面積が240×155mmという巨大な基板に「田」の字を書くように4基のヒートシンクが並んだ外観は非常にユニーク。

 同社によれば、WinFast HPVC1111では4基のSpursEngineを同時に動作させることで、「リアルタイム以上に高速」というエンコード/トランスコード処理を実現したほか、SD映像から鮮明かつクリアなフルHD映像への変換が可能としている。

 このほか、基板上にはPLX製のPCI ExpressスイッチFCBGA「PEX 8624」や、6ピンの外部電源端子なども搭載されている。

 なお、前述の通りカードが非常に大きいため搭載できるPCケースは限定されると見られ、同社は「4Uラックマウントケース向け」としている。また、同店によれば、販売時は白箱のパッケージに収められ、付属品はドライバのみという。

 必要環境はAMD製デュアルコアCPU 2.81GHz以上、メモリ2GB以上、Windows Vista/XP、Direct X 9.0。

 T-ZONE. PC DIY SHOPでは18日(日)まで店頭展示を行う予定。
□WinFast HPVC1111 Product Specification(Leadtek Research)
ftp://ftp.leadtek.com/platform_solution/WinFast%20HPVC1111_Spec02222010.pdf
□関連記事
【2008年11月22日】Cellを元にしたビデオ編集カード発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20081122/etc_leadtek.html


(情報元:Impress AKIBA hotline)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100417/etc_leadtek.html
 
 
 
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SpursEngineというのは、Wikipediaによると
東芝が開発した、Cell技術をベースにしたLSIである。Cellに搭載されているSPEを1.5GHzに低クロック化したものを4基搭載し、H.264・MPEG-2のハードウェアエンコーダ・デコーダを搭載する。
と記載されており、動画変換、再生に特化したLSIである。
対応ソフトも市販されており、ペガシスのTMPGEnc Movie Plug-in SpursEngineなどが
提供されている。
参考:http://hdpro.jp/third/index_090227.html
 
酔狂な動画変換パワーユーザーなら垂涎モノだが、問題は
このカードの大きさだ。あまりにもでかいw
でかすぎてMini-ITXマザーよりもでかいw
現実的な自作をするのであればライザーカードを用意した上で
立てた方が良いような気がします。
参考:http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20080419/ni_i_ic.html
 
それにしてもまあ…SpursEngine4つとかマジカヨw
でも業務用の用途では需要あるんだろうなあ…